成田市バージョンアップ計画2号

成田市の市政のバージョンアップを図ることを目的とする。まずは、住民訴訟。また、他の自治体の住民訴訟も取り上げる予定

成田市の大学誘致の経緯について(平成25年1月から12月まで)

※赤字は更新箇所(6月13日)

 

平成25年

1月

・(5日時間不明)副市長及び企画政策部長が国際医療福祉大学関係者と市内で会食

・(15日)大学キャンパス用地の地区計画変更手続き開始(地区計画の変更に係る原案を縦覧)

※この地区計画が変更されると、共同住宅(マンション)が建設できるようになり、土地の価値が上昇する。なお、地区計画が変更されずとも大学は建設可能であった。

・(31日)不動産鑑定結果は、看護学部等の土地を14億5700万円と評価(平成25年1月1日時点)。

 

4月

・(2日)「AERA 医学部誘致に関するアンケート」に回答

・(4日時間不明)副市長、企画政策部長、企画政策課長らが国際医療福祉大学関係者と市内で会食

 

5月

・副市長、企画政策部長、企画政策課長らがある大学関係者と市内で会食(時間不明)

・(22日)2回目の不動産鑑定を依頼。

 

6月

成田市が土地の所有者(法人)に土地の不動産鑑定資料の提供を依頼(なぜか看護学部及び保健医療学部の土地だけでなく、その隣の医学部の土地に関しても資料請求。なお、当時は医学部に関する具体的な話はない)。

・土地の所有者側の不動産鑑定結果は、22億6232万7000円。

・(14日)2回目の不動産鑑定結果は、18億1500万円(平成25年6月1日時点)。1回目との差額は、地区計画変更により、共同住宅(マンション)が建設できることが加味されたため。

 

7月

成田市が土地の所有者に対して、看護学部及び保健医療学部の土地の購入価格を、成田市の不動産鑑定価格と土地所有者の鑑定価格の中間値である20億3800万円としたいとの申入れを行う。実際の購入価格も20億3800万円。

 

8月

・(5日時間不明)市長、副市長、企画政策部長らがある大学関係者と市内で会食

・(20日時間不明)市長、副市長、企画政策部長らが国際医療福祉大学関係者と市内で会食

・(22日及び23日)大学誘致に係る意見交換(関西のある大学まで行く。1泊2日)

※この頃、新聞で報道される。

・(23日)国家戦略特区に関する国の説明会に市職員が参加

「渡部辰幸企画政策部長:8月23日の説明会には、私どもも行きましたし、また、国際医療福祉大学のほうも説明会を聞きに行きました。そういった中で、お互いが今考えていることでできることを構想として結びつけることができるんであれば、一度提案をしたほうがよいだろうという判断で、23日の説明会以降に双方協力して構想としてまとめ上げたものでございます。」(平成25年9月13日総務常任委員会での発言)

・(30日)国際医療福祉大学が千葉県に対して補助金(千葉県看護師学校養成所施設・初度設備整備事業補助金)申請

申請書には「開設予定地は、成田市京成電鉄(株)より購入し、本学へ譲渡もしくは貸与する予定です」との記載があり、当初は土地の譲渡(恐らく無償譲渡)も検討されていたことが分かる。

 

9月

・(2日)千葉県からの大学に対する補助金が承認される。但し、補助金は確約されたものではなく、毎年協議上、県で予算化されるとのことで、下記のように交付される予定だったようである。

  平成25年度 200万円

  平成26年度 800万円

  平成27年度 9000万円

 ・(7日)成田市が「国際医療学園都市構想」を国際医療福祉大学と共同提案をすることを決定

「渡部辰幸企画政策部長:今回の国家戦略特区、共同提案することを最終的に決定したのが、9月7日でございまし」た(平成25年12月3日定例会での発言)。

・(10日)成田市は「国際医療学園都市構想」を国に提出

・(11日)成田市は、国際医療福祉大学と共同で国家戦略特区ワーキンググループの提案ヒアリングの場で「国際医療学園都市構想」を発表。

www.kantei.go.jp

・(17日)成田市議会が「大学誘致の必要性と費用対効果について調査・研究を行うため」の大学誘致調査特別委員会(市議12名)の設置を決定し、同日その特別委員会が開催される。

・(26日19時)大学誘致に係る住民説明会(場所は市内のもりんぴあ)

・候補大学3校のうちの1校からの手紙(成田市が意向調査を行う前から声をかけていたらしい大学)

 

10月

パブリックコメント実施(期間:1日から20日まで)

成田市にはパブリックコメント条例がないため、パブリックコメント要綱に基づき実施。

・土地のボーリング調査及び測量協力依頼(成田市が土地の所有者に対して、国際医療福祉大学による土地の調査及び測量への協力を依頼)

・(11日)市議会の大学誘致調査特別委員会開催

 

11月

パブリックコメント結果の公表

・土地取得に係る書面による庁議(株式会社で言えば取締役会決議のようなもの)

・(7日)市議会の大学誘致調査特別委員会開催。この委員会には次の国際医療福祉大学関係者が参考人として出席。

 

12月

・(3日)成田市と土地の所有者京成電鉄との間で土地売買契約締結(仮契約)

・(9日)市議会の大学誘致調査特別委員会開催

・(19日)市議会で土地売買契約及び土地使用貸借契約(30年間)の締結承認

成田市は、国際医療福祉大学看護学部及び保健医療学部のために、土地を20億3800万円で購入し、その土地を30年間無償貸与することとなった。

 

19日の市議会の本会議は極めて変なことが起こった。

本会議は午後1時から開催され、午後2時16分から午後2時45分まで休憩があって再開されたが、下記のような展開となった。

 

○議長(上田信博君) ご異議なしと認めます。

よって、さよう決しました。
暫時休憩いたします。

(午後2時58分)

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議長(上田信博君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

(午後4時50分)

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議長(上田信博君) あらかじめ会議時間を延長し、暫時休憩いたします。

(午後4時51分)

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議長(上田信博君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

(午後9時45分)

 

上記のとおり、午後3時前から午後9時45分までほぼ休憩となり、看護学部及び保健医療学部の大学校舎の土地の無償貸付の決議を行い、午後10時1分に閉会となった。

「午後3時前から午後9時45分までの間に何かがあったのだが、市議会の議事録ではわからない」と以前書いたが、実際は大学誘致調査特別委員会が午後3時45分から、2回の休憩(午後4時42分から午後5時18分まで、午後6時7分から午後8時まで)を挟んで午後8時14分まで開催されていた。しかし、2回目の休憩時間が長いうえに、特別委員会が終わってから本会議が始まるまで約1時間半もあり、通常ではない状態になっていたのは確かである。

 

 ・(24日)地元の印旛市郡医師会から「成田市の医学部新設に対する反対意見書」が市議会に届く。

 反対意見書の趣旨

「現在国家戦略特区の一環として、成田市国際医療福祉大学の医学部を新設
する計画が検討されているが、われわれ公益社団法人印格市郡医師会は、全会
員の総意として反対することを表明する。」

また、反対意見書から一部引用します。

「今回の医学部新設問題は、成田市国際医療福祉大学から事前に何の説明も
なく、日本医師会から突然もたらされた。まさに、晴天の霹靂といえる。」

「これから医学部を新設しても、卒業生が出て、彼らが一人前の臨床医になるには10年以上の年月が必要で、その頃には、すでに医師過剰時代になつていることが予想される。」

「今回の大学病院新設では、国際医療福祉大学は、2000人の医療スタッフが必要であるとしている。(略)現在、印旛2次医療圏では、千葉県に認可されながらまだ稼働出来ていない病床が約1000床程ある。稼働出来ない理由のほとんどが医療スタッフの不足である。このような地域に2000人もの医療スタッフの需要を持ち込んだとしたら、地域の医療機関からスタッフを引き抜く以外方法はなく、雇用機会の新設どころか地域医療の崩壊を来すことは明白である。」